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2008年6月 4日 (水)

面白い記事

面白い記事、見つけました。男って馬鹿でこうなんだよね、(自分も含めて)

男と女の間には大いなる隔たりがあるものですが、会話くらいはできます。

ただ、実際どれだけ分かり合えていないのか、会話している本人たちは意外と気づいていないものです。

そんなまったくかみ合っていない男女の会話をショートストーリー風にご紹介します。

アキラ(仮名)はマユミ(仮名)という女性に惹かれていました。アキラが映画に誘うとマユミはOKし、二人は楽しいひと時を過ごしました。数日してから今度は夕食に誘います。夕食のデートでも二人は楽しい時間を過ごしました。そんな風にデートを繰り返し、しばらくするともう他の誰とも会わないほど親密になっていきました。

─しばらく経ったある晩、車での帰り道

マユミの脳裏に一つの思いが横切り、深く考えることもなく言いました。「ねぇ、今日で私たちがデートし始めてからちょうど半年になるわ。」

すると車の中では沈黙が流れました。マユミにとっては、しーんという音が聞こえるほどの大きな沈黙でした。彼女は頭の中でこう考えていました。
(…ああ、なんかまずいこと言ったかな?もしかしたら二人の関係を窮屈に思っているのかも…それとも彼がしたくないことを私が押しつけてるようにとったかしら?)

アキラはこんな風に考えていました。
(…おー、そうか、もう6ヶ月も経ったのか。)

マユミはさらに考えます。
(…でもいいの。私だってそんな窮屈な関係を求めてるわけじゃないわ。きっと、私にも自分の時間が必要だと思うの。このまま二人の関係を続けていくべきかを見つめなおせばいいのよ。続けていって、そして…続けていってどうすればいいの?このままの関係でずっと続けるのがいいの?結婚に向かっているの?子供を持つのかしら?一生二人で過ごすの?ああっ、私そんな準備できているかしら?彼のこと、そこまでよく理解しているかしら?)

アキラは考えています。
(…ということは…ちょっと待てよ…2月が最初のデートだったよな。2月と言えばこの車をディーラーから買ったばかりだ。どれどれ走行距離は…やべ、オイル交換の距離をとっくに過ぎてるぞ。)

そしてマユミは考えます。
(…彼は怒ってるんだわ。表情でわかるわ。でも私の読みは間違ってるのかも。もしかしたら彼は二人の関係をもさらに進めたいのかもしれないし。もっとお互いをよく知って、より深い関係に…私より先に察知したのかも。 私の心のもやもやを…。そうだわっ、そうに違いないわ。だから彼は自分の気持ちを何も言いたがらないのよ。きっと拒否されるのを恐れてるんだわ。)

アキラは考えています。
(…よしミッションまわりもついでに見てもらおう。やつらは本当にわかってない。ギアの入り方がおかしいんだよな。この季節なら寒い冬のせいとか言えないはずだ。30℃もあるんだぞ。それでも清掃トラックみたいなギアの入り方じゃないか。これで8万もとるってぼったくりだろ。)

マユミは考えています。
(…彼は怒っているわ。そりゃそうよね。私だって同じ立場なら怒るわ。そんなつらい立場に追いやってたなんて思うと悪い気持ちでいっぱいだわ。だけど私の気持ちがはっきりと定まらないのは仕方ないわ。)

アキラは考えます。
(…保証期間は90日って言うんじゃないだろうな。あのいんちき業者どもめ、きっとそう言うんだ。)

マユミは考えています。
(…もしかしたら私は理想を追いすぎなのかしら。白馬に乗った王子様が迎えに来るのを待っているのかしら。完璧ないい人が真横にいるっていうのに…。一緒にいて楽しくて、私が心から好きな相手で、彼も私のことを心から好きでいてくれるというのに。私のわがままで少女漫画のようなロマンチック・ファンタジーのせいでつらい思いをさせているんだわ。)

アキラは考えています。
(…保証期間だと?保証期間が何だっていうんだ。そんなもんクソ食らえだ。)

「アキラ、」突然マユミは言いました。

「何だい?」アキラは驚いて言いました。

「お願いだからそんな風に自分を苦しめないで。」 マユミは涙ぐみそうになりながら言いました。「きっと私がそんな風にさえ思わなければ…ああ…私…。」

─泣き出すマユミ

「いったいどうしたんだ?」アキラが尋ねます。

「私がバカなの。」泣きじゃくりながらマユミは続けます。「わかってるのよ、そんなものは幻想なんだって。本当によくわかっているの。王子様もいなければ、馬もいないのよ。」

「馬がいない?」アキラは聞き返します。

「私をバカだと思っているんでしょ?」マユミは言います。

「思っていないよ!」アキラはようやく正しい答えを見つけた気分でした。

「ただ、ただね…私には時間が必要なの。」マユミは続けます。

─ここで15秒ほどの沈黙。その間アキラは目まぐるしく安全な受け答えを考えています。そしてようやく無難そうな答えを見つけました

「そうだね」アキラは言いました。

─マユミは感動し、アキラの手に触れます

「ああ、アキラ、本当にそう思う?」マユミは聞きます。

「そうって?」アキラは聞き返します。

「時間のことよ」マユミは言います。

「ああ、うん」アキラは付け加えます。

─マユミはアキラの目を深いまなざしで見つめます。アキラはそんな彼女を見て、何を次に言うのかと、また馬のことを言うのかと彼に緊張を強いています。そして彼女はようやく口を開きました

「ありがとう」マユミは言いました。

「ありがとう」アキラは言いました。

そしてアキラははマユミを家に送り届けました。彼女は自分のベッドで横たわりながら、激しく心が葛藤していました。そして明け方まで泣きじゃくっていました。

そのころアキラは自分の部屋に戻り、ポテトチップスの袋を開け、テレビをつけると、すぐスポーツ番組に没頭していきました。 頭の片隅の小さな部分で、小さな心の声が車内で何か大きなことがあったようにささやいていましたが、理解できることではなさそうだったので、考えるのはやめました。

翌日、マユミは親友二人に電話して、このシチュエーションについて詳細を洗いざらい話しながら、6時間くらい相談します。友人二人はアキラとマユミのセリフのすべてを時間を追って分析してくれます。

セリフだけでなく、表情や、ジェスチャー、ニュアンス、考えられるすべての可能性を順に分析していくのです。そしてその話題は波はあるものの数週間続きます。あるいは数ヶ月続きますが、確実な結論には達することはありません。でも飽きることもないのです。

その間、アキラは二人のことを知っている男友達と遊びに出かけます。キャッチボールをする手を、ふと止めてこう尋ねます。

「なあシンジ、マユミってさ、馬飼ってたっけ?」

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